グンゼマスク　肌に優しい布製マスク　人気の秘密

グンゼ株式会社が５月１３日より発売している「肌に優しい布製マスク」をご存じでしょうか？この記事ではグンゼマスクの長所、短所、購入方法をまとめます。

グンゼマスク特徴　知っているようで知らないグンゼ株式会社とは？

まずグンゼ株式会社とは？

グンゼ株式会社（英: Gunze Limited）は、大阪府大阪市北区に本社を置く、男性用肌着・インナー及びストッキングを主とする日本の繊維製品メーカーである。 社名の「グンゼ」は創業時の社名「郡是製絲株式會社」に由来する。「郡の是」とは、国の方針である国是、会社の方針である社是のように、創業地の何鹿郡（現・京都府綾部市）の地場産業である蚕糸業を、郡（地域）を挙げて振興・推進していこうという、元農政官僚で殖産興業の父と呼ばれた前田正名の趣旨に基づいている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%B3%E3%82%BC

１８９６年（明治１９年）波多野鶴吉により蚕糸業として郡是製糸株式会社創業しております。蚕糸業ということは最初はシルク糸の紡績業からスタートした会社であるということです。グンゼの名前は波多野鶴吉の地元である「郡（グン）」＝京都何鹿郡、「是（ゼ）」＝正しい方向から来ており、地元の養蚕業を正しい方向へ導いていこうという思いの中創業されました。

創業の当初から高品質の追求を始めて行き、

１、当時養蚕業の先端であった群馬県や福島県に青年を派遣し養蚕法や製糸法を学ばせて行きました。

２、人材の育成として養蚕伝習所を開設し職人の育成を図りました。

３、共同販売をする作業場を作り、細かく散らばっていた地場の養蚕家の品質管理、販売をして行きました。

こうした努力の甲斐あって、１９０１年アメリカの織物紹介スキンナー商会に品質を認められ世界へ生糸を輸出するまでになります。

戦後、1946年より京都府宮津の工場で当時需要の高かったメリヤス（綿のニット）肌着の生産を始めます。このメリヤス肌着事業では創業からの精神である高品質への追求を徹底し、「品質第一主義」「共存共栄」「一貫生産体制」の３つの方針を掲げ事業哲学を明確にし、発展して行きました。朝鮮戦争による需要増や戦後復興の追い風もあり、事業が発展し、今日のグンゼ＝肌着の老舗大手であるという今日の社会的評価を得ているという歴史であります。

こうしたことからも一貫してキチンと物作りをしている会社であるということが出来ます。

グンゼマスク特徴　長所

1. 肌に優しい綿混素材
2. 耳が痛くなりにくい
3. フィットし易い立体構造
4. 洗って繰返し使える
5. 便利な２重構造
6. 安心の日本製

それぞれ解説して行きます

肌に優しい綿混素材

肌に直接触れる肌着を、長年開発してきたグンゼだから長時間着用してもやさしい着け心地を実現しています。肌着に使う生地のプロフェッショナルとして生地の風合いにはこだわっており、実際肌触りはよく感じます。商品レビューでもソフトさに関する高評価が多いと思います。

耳が痛くなりにくい

CUT OFF（切りっぱなし）技術を使用し耳が痛くなりにくい仕様となっています。どういうことかというと通常不織布マスクでは不織布面とゴム紐によりマスクが形成されいますが、こちらは一枚の生地で構成されており、ゴム紐のように耳にテンションが掛からなくなっております。また使用している生地事態も綿６５％ポリウレタン３５％ということで綿/ポリウレタンのCSY糸を使用していると思います。

CSY糸とは（コア・スパン・ヤーン）のことで中心（コア）ポリウレタン糸（伸びる糸）を使用しその周りにコットンを撚り合わせることによって作られる糸のことです。下にCSY糸のイメージ添付いたします。

こうした糸の特徴は、表面がコットンの風合いを感じ、中心が伸びるためコットン独自の風合いを妨げずに伸びる生地が作成できます。

フィットし易い立体構造

下着のプロであるグンゼの持つ、カラダの形状にピッタリフィットする為の技術を活かし顔形状にもピタッとおさまる立体型を採用しています。着用した瞬間から無駄な隙間ができにくく密閉性の高い着用感を実現しています。

洗って繰返し使える

肌着に使用している生地を採用しているので繰返しの洗濯耐久性はよいです。商品のお洗濯は手洗いをおすすめしますとのことで、洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットを使用推奨となります。

便利な２重構造

市販のマスク用取り換えフィルターやガーゼなどを挟み込めるように本体を挿入口付きの二重構造にしてあります。横からフィルター等を挿入できるようになっており、正面真ん中の縫製で真ん中は分断されていませんので、一枚物のマスクサイズのフィルターをいれることができます。

安心の日本製

編立から染色、縫製、最後の仕上に至るまで自社国内工場で一貫生産とのことで、創業の精神が活きていると感じます。

グンゼマスク特徴　短所

1. CUT OFF （切りっぱなし）部位がほつれやすい
2. 女性にはワンサイズではやや大きい
3. 内側中央部分に縫い目があり、気になる
4. やや分厚さがあるため夏場には向いていない。

これらは個人の感じ方差があるかと思います。実際着用した感じは気になりませんがレビュー等で指摘されている短所は上記のようなところになります。

グンゼマスク　値段、サイズ、カラー、買い方

• 値段：９８０円（税別）２枚組＋送料４６０円（公式サイト）
• サイズ：ワンサイズ（下記参照）
• カラー：ライトグレー
• 購入方法：これらサイトからご購入いただけます。公式サイト、Amazon、楽天

今回は老舗肌着メーカーのグンゼが展開しているマスクを紹介致しました。まだまだコロナの影響が強い中、長時間着用できて繰返し洗える日本製マスクは貴重だと思いますのでご参考になればと思います。