コムデギャルソンの服は世界的に評価が高いというけど、何がすごいのかよくわからない。。。
色々なコレクションがありすぎてよくわからない。。
何を基準に商品を見ればいいのか知りたいなあ。。
そんなニーズにこたえるため、
今回の記事では日本が生んだ世界的ブランドコムデギャルソンの 歴史・各コレクションの特徴・物作りの特徴を解説致します。
- コムデギャルソン特徴 解説 歴史
- コムデギャルソン特徴 解説 コレクション
- COMME des GARÇONS(レディース) デザイナー:川久保玲
- COMME des GARÇONS HOMME(メンズ) デザイナー:渡辺淳弥
- COMME des GARÇONS HOMME PLUS(メンズ)デザイナー:川久保玲
- COMME des GARÇONS SHIRTS(メンズ) デザイナー:川久保玲
- COMME des GARÇONS COMME des GARÇONS (レディース)デザイナー:川久保玲
- COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE (レディース)デザイナー: 渡辺淳弥
- COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN( メンズ) デザイナー: 渡辺淳弥
- eYe COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN(メンズ)デザイナー: 渡辺淳弥
- tricot COMME des GARÇONS(レディース)デザイナー: 栗原たお
- PLAY COMME des GARÇONS デザイナー:川久保玲
- コムデギャルソン特徴 解説 素材特徴
コムデギャルソン特徴 解説 歴史
日本が世界に誇るデザイナーと言えば川久保玲、ヨウジヤマモト、イッセイミヤケと誰もが認めるところだと思います。
川久保玲が1969年に勤務先であった旭化成を退職後始めて個人で始めたのがコムデギャルソンの創業となります。
1981年よりパリコレクションに参加します。この時初めて世界の人がコムデ ギャルソンと川久保玲を認識します。当時のヨーロッパでは女性は女性的な体のラインを意識フェミニンな服を着るのが当たり前であったところに彼女はノンセクシュアルなコレクションを発表し、異端なデザイナーであるというインパクトを残しました。
1982年のコレクションでは当時タブーであった黒を基調にし、穴の開いたセーターを展開したため、それまでのファッションの常識を覆す前衛的なブランドとしての認知を広めて行きました。
アシンメトリーなパターン、生地の縮みを計算し付くしたパターン、絞りを付ける表現、シワをわざとつける表現、製品染めなど、現在では一般的となっていますが数多くの創造的な表現を開発して来たことで現在に至るまで非常に創造的なファッションブランドとしての地位を世界的に築いたと言えます。
2001年からは同社の渡辺淳弥がCOMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MANを開始。現在はCOMME des GARÇONS HOMMEのデザインも渡辺淳弥が行っております。
コムデギャルソン特徴 解説 コレクション
- COMME des GARÇONS(レディース) デザイナー:川久保玲
- COMME des GARÇONS HOMME(メンズ) デザイナー:渡辺淳弥
- COMME des GARÇONS HOMME PLUS(メンズ)デザイナー:川久保玲
- COMME des GARÇONS SHIRTS(メンズ) デザイナー:川久保玲
- COMME des GARÇONS COMME des GARÇONS (レディース)デザイナー:川久保玲
- COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE (レディース) デザイナー: 渡辺淳弥
- COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN( メンズ) デザイナー: 渡辺淳弥
- eYe COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN(メンズ)デザイナー: 渡辺淳弥
- tricot COMME des GARÇONS(レディース)デザイナー: 栗原たお
- PLAY COMME des GARÇONS デザイナー:川久保玲
上記のように多くのブランドがあり、店舗ではコーナー毎に展示されています。一つ一つ紹介して行きます。
COMME des GARÇONS(レディース) デザイナー:川久保玲
川久保玲のコレクションラインとしてブランドの顔といってもいいラインです。アバンギャルドな世界観を前面に出し、コレクション毎に創造性を追求しています。
COMME des GARÇONS HOMME(メンズ) デザイナー:渡辺淳弥
1978年創設 2004年から渡辺淳弥がデザインしています。ベーシックでいながら部分使いで見せる切り替えなど独創性もうまくミックスされたラインとなっています。ポリエステルの製品染め加工ジャケットなどブランドアイコン的なアイテムも多数あります。
COMME des GARÇONS HOMME PLUS(メンズ)デザイナー:川久保玲
川久保玲の世界観が出ているメンズのラインとなります。独創的な色、柄、パターンの商品が多く、一部熱狂的なファンの多いコレクションです。
COMME des GARÇONS SHIRTS(メンズ) デザイナー:川久保玲
川久保玲が手掛けるシャツラインです。素材切り替えや独特のパターンを多用しており一見ベーシックな綿のスライプでもその複雑で計算されたパターンを感じることが出来ます。
COMME des GARÇONS COMME des GARÇONS (レディース)デザイナー:川久保玲
コムコムと言われています。川久保玲が日常を意識して作ったラインです。コレクションラインよりも日常で着易い服が多く、レディースでファンが多いラインとなっています。
COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE (レディース)デザイナー: 渡辺淳弥
ジュンヤワタナベのレディースラインです。メンズラインとは違いかなり先進的なコレクションが多い印象があります。シーズン毎のテーマによって大きく印象が変わります。
COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN( メンズ) デザイナー: 渡辺淳弥
チェックやパッチワークなど、白と黒ではない多色の色使いやカジュアルな部分が特徴です。モードではなくカジュアルな客層に大変人気のラインです。
eYe COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN(メンズ)デザイナー: 渡辺淳弥
ワークウェアテイストやミリタリーテイストなど多く、特徴である素材切り替えしも多く見られます。ノースフェイスとのコラボも有名です。
tricot COMME des GARÇONS(レディース)デザイナー: 栗原たお
栗原たおがデザインするライン。ガーリーな印象が強いラインで比較的普段着として活用できるアイテムが多いラインです。
PLAY COMME des GARÇONS デザイナー:川久保玲
コムデギャルソンを知らなくてもこの印象的なロゴはご存じの方は多いかと思います。
T-シャツ、シャツ、スニーカー、スウェットなど様々なアイテムを展開し、そのすべてにこの印象的なハートマークがついています。ギャルソンを象徴するロゴとなり、外国人観光客の東京土産品としても人気の高いラインとなっています。
コムデギャルソン特徴 解説 素材特徴
コムデギャルソンの商品の大きな特徴として製品染めの商品が多く見られます。この手法は普通ならば生地を織り→染色・仕上げ→縫製という工程で製品を作るところを生地を染色前の下晒加工をした状態で染めていないものを先に縫製し、製品の状態で染める手法となります。この手法のおかげで程よい馴染み感が製品に出ます。これは縫製後の裏地と表地、縫製糸などの縮率がそれぞれ違うため、製品で染色加工することにより縮みが出てなじんだ表現となるからです。しかし、この手法はそれぞれの使用生地の染色後の縮率管理が難しく、間違えると丈や袖が異常に短いものになったりデザイナーの最終製品形態のイメージと違うものになってしまいます。よって多くのアパレルでは管理が難しいため製品染めをやりたくても出来ないところが多く、特にコムデギャルソンが行っているジャケットなどできちんと製品染め用のパターンを組める人は非常に少ないのが業界の現状となっています。
製品染めかどうかを見分けるポイントとしては下記写真のようにタグが染色で変色している。(タグも付けた後に染色しているため)
また、縫製糸の部分にシワが寄っている(下記写真参照)
という特徴で理解できます。
以上、今回はコムデギャルソンの特徴に関してまとめてみました。皆様の商品購入の際のお役に立てればと思います。
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