SACAI(サカイ) 解説 世界から評価される理由

ブランド
引用 https://www.vogue.com/

今日本ファッションブランドで世界に最も注目されているブランドSACAI。

なぜ世界で評価されているのか?

ブランドのコンセプトは?

製品の特長は?

歴史を知るとブランドの理解が進みます。

今回の記事では日本が生んだ世界的ブランドSACAIの 歴史・各コレクションの特徴・物作りの特徴を解説致します。

SACAI(サカイ) 解説 歴史

デザイナーであり、創業者である阿部千登勢が1999年にスタートしました。

阿部千登勢はそれまでCOMME des GARÇONS にてニットのパタンナーをしていましたが結婚と出産を機に会社を辞め専業主婦となります。

その時夫である阿部潤一はこちらも元COMME des GARÇONS でデザイナー経験があり、KOLOR の創業者です。

COMME des GARÇONSに関しては下記記事ご参照ください。

主婦業と子育てだけの自分に違和感を感じた阿部は数千円の材料費で自信の得意分野であるニット製品を5型、育児の傍ら作成します。

スタッフも資本もない環境で、素材も自ら調達して製品作成し、セレクトなど卸先にインディペンデントブランドとして売り込みに行きました。

よって創業時は子育てをしながら、創作業、仕入業、営業、生産管理、経理、PRとすべて一人で行っていたということです。

周りとは違うスペシャルなものを作れば認めてもらえるという信念のもと、チャレンジを進めて行き、次第に独創的なデザインが評価を集めるようになって行きます。

そして2000年第前半には国内、海外セレクトがSACAIの商品買い付けを増やして行き、そのコレクションアイテム数も増えて行きます。

2011年には初めてパリにてショーを行います。それまでパリでは展示会に参加し、海外バイヤーから高い評価を集めていましたが。ハンガーの吊るしではなく、実際モデルがSACAIの服を着てショーをすることにより、一気にプレスの認知度が上がっていきました。

同時にメンズのコレクションも発表しましたが、メンズがスタートしたきっかけは実はミラノの有名セレクトであるコルソコモ10の依頼で2006年から4シーズンデザインをしたことがきっかけでした。そちらの評判がよく、他のバイヤーからも促されメンズのコレクションを発表することとなりました。

2011年9月には青山にフラッグショップをオープンします。

2015年にはNIKELAB ×SACAI のコラボ商品発売

2016-17年シーズンにはSACAI 初のバックコレクションを発表します。

売上高は2009年には13億円

2015年には100億円を超えます。

2020年現在の売上は正確には分かりませんが200億は超えているブランドとなっているかと思います。

現在フラッグストアは南青山、香港、北京、ソウルに展開しています。

SACAI(サカイ) 解説 コレクション 特徴

引用 https://www.vogue.com/

SACAI のコレクションはデザイナーである阿部千登勢自身のキャリアを反映しています。

女性は社会で画一的な活動ではなく、主婦としての顔、会社での顔など多面的な部分があり、そのような複雑な日常の多面的なシチュエーションにデザインを加えたものを表しています。「日常の上に成り立つデザイン」というブランドコンセプトは上述のブランド立上げ時期の多面的な活動に対する信念を強く表していると言えます。

そしてCOMME DES GARCON 時代に学んだパターン技術、ブランディングを咀嚼しアップデートさせていったことがブランド成功の秘訣かと思います。

レディース

コレクションの特徴としてはニット素材と布帛素材のハイブリットで服を作っていくため素材の切り替えを多用します。

ニット×布帛の切り替え

引用 http://www.sacai.jp/

光沢のある素材×光沢のない素材の切り替え

引用 http://www.sacai.jp/

柄×無地の切り替え

引用 http://www.sacai.jp/

透けている素材×透けていない素材の切り替え

引用 http://www.sacai.jp/

使用素材としてSSはプリントが多く、花柄、チェック、ペーズリー柄、ドット柄など使用しています。

引用 http://www.sacai.jp/

AWはミリタリー素材であるMA-1ナイロンやダウンジャケットに使用する光沢ナイロンによるダウン、コンパクトなウールメルトン素材が多い印象です。

引用 http://www.sacai.jp/

メンズ

引用 http://www.sacai.jp/

メンズもレディースと同様に素材切り替えが特徴です。

ギャルソン勤務時代にジュンヤ ワタナベ のブランド立上げメンバーであったこともあり、ジュンヤ ワタナベの世界観に非常に近いと感じます。

ジュンヤと違う特徴としてニット製品が多いこと。

引用 http://www.sacai.jp/

ロイヤルブルー、グリーンなどブランドとして特徴的な色遣いが多いことがあげられます。

引用 http://www.sacai.jp/
引用 http://www.sacai.jp/

SACAI(サカイ) 解説 コラボコレクション 特徴

Sacai のコラボ商品は即完売が当たり前となっているため非常に手に入れることが難しいです。下記にてコラボ遍歴紹介いたします。

2009年~2012年

moncler ×sacai (moncler S )

引用 http://www.sacai.jp/

2013年 

sacai ×paraboot

https://www.fashion-press.net/

2014年 

sacai ×vans

https://www.fashion-press.net/

sacai ×poter

https://www.fashion-press.net/

2015年

Nikelab×sacai

引用 http://www.sacai.jp/

2016年

Hender Scheme×sacai

引用 http://www.sacai.jp/

2017年

The north face × sacai

引用 https://www.goldwin.co.jp/

以上今回はSACAI について解説致しました。

COMME DES GARCONの流れを汲み、女性の生活が多様化した時代に見事にマッチした世界観を表現したことで、唯一無二のブランドとしてSACAIの世界観を作り上げて行きました。当初は一人で全部やっていたブランドが売上1億、10億、100億と急激に成功して行きました。ここまで成功している日本のブランドやデザイナーがSACAI以外ここ20年出てきてないことにこのブランドの凄さを感じることが出来ます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました